当院が自律神経症状改善に力を入れている理由

当院が自律神経症状の改善に力を入れている理由

内臓機能や血液循環と共に生命活動を支えている自律神経。その不調である「自律神経失調症」の代表的症状として、

身体症状:「めまい、冷や汗、耳鳴、吐き気、微熱、過呼吸、生理不順」

精神症状:「情緒不安定、不安感、イライラ、抑うつ気分」

などが挙げられます。

そんな自律神経症状の改善に、当院が力を入れている理由は、3つあります。

1つ目が、私自身が自律神経を整えることの大切さを身をもって経験したからです。

2つ目が、漢方鍼灸が得意とする症状だからです。

3つ目が、自律神経を整えることで、将来、起こりうる大病を予防できるからです。

まずは、1番目からご説明します。

これは、私自身の経験からです。

「ご挨拶」にも記載しましたように、私は、幼少期から、自律神経症状の一つである「喘息」発作に苦しんできました。

師の鍼によって長年の喘息が改善した経験を通じて、日頃から自律神経の乱れを整えることの大切さを認識しています。

2番目と3番目は、西洋医学が主流の現在の日本における、漢方鍼灸の存在価値になります。

現在の日本における、漢方鍼灸の存在価値

西洋医学は、検査機器の進歩ともに、ガンの早期発見、あるいは手術など外科的処置を得意にしています。

その反面、自律神経症状に対する処置は、根治より症状の軽減を目的とする「対症療法」的処置が主流で、外科的処置に比べて得意ではありません。

なぜなら、現在の画像・血液など各種検査では、自律神経症状の原因を特定することが難しいからです。

何故、自律神経症状の原因を特定できないか?

それを、漢方医学の立場から説明します。

漢方医学には、そもそも自律神経という概念や用語がありません。

それでも、漢方医学独自の理論や診察手段で、各々の自律神経症状について分析することができます。

漢方医学は、どんな病気であっても、内臓機能とエネルギー循環の状態把握を通じて、病気の成り立ちを分析してきた医学です。

それらの病気の中に、自律神経という用語を用いずとも、今でいう自律神経症状に関する豊富な見解が含まれています。

その見解には、慢性的な病気の根底は、「疲れ=疲労」の存在を強調しています。

実は、この「疲れ」こそが、自律神経症状の根本的な原因です。

「疲れ」は主観的側面が強く、画像や血液などの検査結果には現れにくいのですが、カラダの方にはしっかり反応が出ています。

画像や血液検査を診断の頼りとする西洋医学は、検査上、数値として異常が認められない「疲れ」に対して、ほとんど成す術がほとんどありません。

せいぜい、ビタミンやニンニクなどの成分が入った点滴や注射といった処置を施すぐらいです。

一方、漢方医学では、「虚実」という「疲れのものさし」を設定することで、「疲れ」の性質を見極めていくことを大切にしています。

そして、カラダに現れた反応を「虚実」に分類して、症状の原因を確定する際の判断材料にしていきます。

また、先天性疾患や外傷を除き、軽度の肩こりからガンなどの難病まで、多くの慢性的な病気は、生活習慣に由来する「疲れやすさ」に辿り着きます。

慢性病や難病に行き着くまでの流れを簡単に記載すると

疲れ⇒疲れの蓄積⇒自律神経の乱れ⇒自律神経失調症⇒慢性病⇒難病

となります。

この流れから、日頃からこまめに「疲れ」を取り除いていくことが病気予防になることは明らかです。

「疲労回復力」は、「自己治癒力」「免疫力」「再生力」とも言い換えられます。これらの言葉の中心に生命力があり、文脈によってそれぞれの言葉が使い分けられています。

この「生命力」の充実度を知る一つの指標が、「毎朝スッキリ起きられるカラダ」です。

「毎朝スッキリ起きられるカラダ」であれば、「自己治癒力」「免疫力」「再生力」が備わって病気になりくいことは、ご理解いただけるでしょう。

個々の自律神経症状は、日々の色々な疲れによって「生命力」が落ちてきていることをお知らせするサインです。

今、もしあなたが何らかの自律神経症状でお悩みでしたら、そのサインをどう受け止めますか?

まとめ

〇自律神経症状も難病も、その根底に、「疲れ」の存在がある。

〇漢方医学は、カラダに現れる反応を頼りに、「虚実」によって「疲れ」の性質を分類して、施術の判断基準にしている。

〇日頃の「疲れ」を取り除くことが、大病予防になる。

疲れが溜まりやすい日本における、漢方医学的な鍼灸の存在価値

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