④胃腸障害型
湿痰邪とそれに伴う気滞
~胃腸障害に伴って生じる老廃物による首・肩のこり
飲食の不摂生によって消化器である脾胃が損傷すると、腹部に湿痰邪という老廃物が停滞しやすくなります。この湿痰邪は、時に気の停滞を生じさせます。
胃腸障害による首・肩こりは、
・左の肋骨付近が緊張している
・お腹が張って食欲が減る
・胸と背中が痛む
といった、主に3つの症状を合わせ持つことが、多くみられます。これは、
お腹の張り⇒胸と背中の張り⇒首・肩のこり
といった、一連の流れによるものです。
そして、左の肋骨付近の緊張があるために、左側の肩こりになる場合が多くみられます。
これら3つの問題は、飲食の不摂生で、脾胃に負担がかかり、そこから生じた老廃物(湿痰邪)が胃腸付近に溜まっているために生じたものです。当然、脾胃の調整をしながら、老廃物を排出していく処置が必要になります。
<湿痰型の肩こり>
一番は、脾胃に負担を及ぼすほどの食べ過ぎを控えること。また、濃い味付けの食べ物は、湿痰を溜めやすくなるので、あっさり目の味付けをしましょう。
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漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。