Q.食後…
蚊に刺されたように、皮膚が赤く腫れて…
どうすれば、じんましんを克服できますか?
A.今から…
こういう体質になると
じんましんになりやすい
というお話をします。
ご自身の体質を理解できると、
じんましん対策がしやすくなります。
これから、一緒にあなたの体質について
考えてみましょう。
春先、食後、入浴後、それとも寒暖差
あなたは、どんなじんましん体質
でお悩みでしょうか?
この体質カイゼン型の鍼灸で、
あなたもこんなふうに…
ヒスタミン薬から卒業できる
痒みを気にせず、グッスリ眠れる
普通に、仕事・家事に集中できる
出たり引いたりのじんましん
あなたは、こんな症状でお悩みではありませんか?
- 深夜の痒みがひどく、眠れない
- ヒスタミン薬が効かない
- 痒みでイライラして、仕事・家事に集中できない
- 蚊に刺されたように、赤く膨れる
- 強いかゆみに加え、チクチクしたり、焼けるような感じがする
- 夕食後や入浴後、症状が出やすい
- 夕方~夜間にかけて症状が出たり悪化しやすい
もし、1つでも当てはまれば…
おそらく、あなたは、
発作的なじんましんの痒みで、お困りでしょう。
はじめまして!当サイトに、ご訪問いただき、誠にありがとうございます。
「漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂」院長の川上哲寛です。
もし、あなたが、ヒスタミン薬が効かないじんましんを、なんとかしたいと思われているのなら…ちょっとだけお時間を取って、私の話を聞いていただけますでしょうか。
というのも、これから
じんましんを克服する方法
について、お話しするからです。
その方法とは何か?この方法を知ることで、あなたはじんましん克服に、一歩近づくことになります。
それでは、引き続き、当ページにお付き合い、お願いいたします。
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂
院長 川上 哲寛
●早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒
(準硬式野球部OB)
●神奈川衛生学園専門学校卒
幼少期からの重度の喘息が、師の鍼灸によって改善した経験を持つ。
その経験から、自身の臨床では、「少数の鍼で病との縁を断ち切る」を施術の信念に、一人一人異なる病の因果関係を踏まえた「じんましんの克服」に力を注いでいる。
【当ページのメニュー】
〇タイプの異なるじんましん、こうやって改善した
〇要注意!ステロイド剤との付き合い方
「じんましん体質の卒業」への近道
〇どうすれば、じんましん体質を改善できるか?
〇じんましん体質のメカニズム
⇒この2つを読めば、じんましん体質「皮膚の炎症症状」と「深夜の発作的な痒み」が起こる要因について分かるようになります。それにより、「じんましん克服法」が明確になります。
といった内容で、これからお伝えしていきます。
いずれの内容も、『じんましんを克服する』という目的を達成するために、重要な内容です。
一度読んだだけでは、なかなか理解できないかもしれません。なので、繰り返しご覧いただけたらと思います。
それでは、引き続き、宜しくお願い致します。
タイプの異なるじんましん、こうやって改善した
じんましんには、大きく原因が分かるものと、はっきり分からないもの、2つのタイプがあります。
現代医学では、前者のタイプは、アレルギーや、汗、寒さ、水、圧迫、温熱、振動、こすれなどのさまざまな刺激が原因で起こるものとして、これを『刺激誘発性じんましん』と呼んでいます。
後者のタイプは、細菌やウイルスなどの感染、疲労、食べ物、ストレスなどの原因が複雑にからみあって起こっているものの、はっきりとした原因を特定できないとして、これを『特発性じんましん』と呼んでいます。
一方、漢方医学では、どちらのじんましんであっても、症状が出る手前の「ある問題」に着目しています。
その「ある問題」とは、一体、何でしょうか?
原因⇒ある問題?⇒じんましん
これから、当院に、実際に、じんましんでご来院された2名の症例をご紹介しながら、漢方医学的が捉えている、じんましんにも共通する「ある問題」について、簡単にご説明します。
①「8歳 女の子の食べ物が関与するじんましん」
食べ物と胃 胃から肌の熱 汗をかきにくくなり、体の外に熱が発散できない じんましん
②「48歳 女性のじんましん」
ストレス 疲れ 風邪ひき後
皮膚の機能が落ちて、体の内に熱がこもり、その熱が外に発散できない
2例とも共通していることは、原因が異なっても、症状が出る手前の状態が共通点があります。それをまとめますと、
人それぞれの原因
⇒???
⇒体外に熱を発散できない
⇒じんましん症状
といった流れの、じんましんが起きていたのです。
つまり、何かの要因で「体外に熱を発散できない」ために、じんましんが起きたのです。
このじんましんが起こる手前の問題を解決することで、症状が完治しました。
お二方から「症状改善のお喜びの声」をいただきましたので、その時の症例報告と一緒に、下にご紹介します。
(記事編集中です。完成までお待ちください)
毎日薬を服用するほどの、娘の蕁麻疹が次第に減っていきました
松崎愛歩ちゃん 女性 8歳 小学生
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
痒みで夜眠れないほどの蕁麻疹が改善しました!
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
では、なぜ「体外に熱を発散できない」のでしょうか?
その要因やプロセスを把握してこそ、根治に繋がります。
この後、
原因⇒???⇒体外に熱を発散できない⇒じんましん
の「???」について、解説していきます。
この「???」を明らかにすることで、あなたが「じんましん」になったストーリーが、より明確になります。
さあ、これから、一緒に、その「???」を明らかにして、
じんましんを克服
しませんか?
院長 ごあいさつ
1本の鍼と言葉がけで、自己回復力のスイッチが入るサポートをします
【経歴】
川上 哲寛(かわかみ てっかん)
●早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業
●神奈川衛生学園専門学校卒業
2002年 北辰会現会長の藤本蓮風先生の下で学ぶために、単身で東京から大阪に移住
2009年 大阪市北区の天満にて「漢方鍼灸 かわかみ吉祥堂」開院
2019年 院名を「漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂」に変更
現在、世界中が社会不安に陥っています。
不安や恐れは、自律神経を乱れさせます。
かつて、私自身、不安による過度のストレス状態に陥っているとき、しょっちゅう、喘息で苦しんでいました。
幸い、私は、鍼灸の師匠の治療や、漢方薬の師匠の処方のおかげで、喘息が起こらない体になりました。
私自身、鍼灸師として活動してきて、
体は天才、完璧だ!
という体験を何度も体験してきました。
そんな私だからこそ果たせる役割があります。
それは、1本の鍼と問いかけで
「天才性」を引き出し、
その人本来の姿を取り戻す
お手伝いすることです。
自律神経失調症、うつ症状、アレルギー症状、婦人科症状、いずれも症状の表現の仕方は違えども、治し方は、体の「治る力」を引き出すだけなので違いはありません。
これらの症状でお悩みの方、まずは一度、当院にご相談ください。
私にお任せいただければ、
あなたが症状改善の先の世界に歩めるよう、サポートします。
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂
院長 川上 哲寛
医師からの推薦の声
私自身、内科医師でありながら、不規則な生活を続けていくうちに疲労で倒れたときがあり、西洋医学の治療によって体調がさらに悪化した経験があります。
そんな中、分子栄養学やキネシオロジーを通じて、自らの体調が良くなったことで、それらの探求をするようになりました。その探究の中で、心と体を変容させるメソッド(ブレイン・アップデート=BU)に行き着きました。
テッカンさんとは、BUで一緒に学んだ仲間です。 BUでは、受講生が各自の学びを共有することが奨励されているのですが、テッカンさんは、受講生の中で最も症例を投稿した数が多く、誰よりも熱心な印象を受けました。
その投稿内容から、その人その人に合わせた施術をしていく姿勢が伺い知れました。それは、本人が気づいていないような悩みや不安の真の要因を、潜在意識から上手に引き出されている様子が、投稿内容からもありありと伝わってきたからです。
テッカンさんのカウンセリングにおける、クライアントさんからの引き出す技術には目を見張るものがあります。
きっとどんな悩みや不安にも親身に寄り添いつつ、その人本来の輝きを取り戻させてくれるはずです。医師の私からも安心してお任せできる、BUのセラピスト兼鍼灸師です。1度、テッカンさんとお話しをしてみて下さい。
きっとこれまでの鍼灸やカウンセリングとは異なる結果が得られることでしょう。
篠原 岳さん/内科医師・医学博士
雑誌掲載
大体の患者さんは、5~8回、1~2ヵ月くらいで、ご自身の体調が変化していくのを実感されます。
つまり人の体は、気血が乱気流のようにメチャクチャに循環しては、ダメなんですよね。
私たちの施術は、爽やかな風が吹く中、清流がスーッと流れていくように、気血が穏やかに巡っていくことを目的としています。
他所で良くならなくて、当院を訪れた患者さんの多くは、「以前に比べ、疲れにくくなって、朝、スッキリ目覚めるようになりました」と嬉しそうに伝えてくれます。
症状が改善することで、あなたは自律神経の乱れに振り回されることなく、この人たちのように、したいことを思う存分にできる人生を取り戻すことができます。
事実、当院の施術を受けた方は
こんな↓改善をされています…
体質カイゼン型の鍼灸とは?
「症状改善」というゴールを達成するには、患者さんの自己回復力を引き出せるかにかかっています。
そのための設計図が、施術戦略です。
施術戦略上、まず最初にすること。それは…
ここまで、自律神経失調症やメンタル症状についての、当院の考えについてお伝えしてきました。
では、当院の施術の流れを説明します。
当院の施術の流れ
このカウンセリングで、症状、その背景となるライフストーリーを伺います。
そこから、言葉遣いや口癖から、脳の誤作動につながる記憶・思考パターン・信じ込みなどを推定していきます。
これらを明確にして、誤作動記憶を修正すると、症状改善がよりスムーズになります。
漢方医学的に体を観察し、内臓と脳を結ぶ経絡の歪みを確認します。そして、自己回復力を引き出すツボを探します。
STEP1・2で得た情報から、体のバランスを取り戻すツボに1本、鍼をします。
<1本鍼の3つの特徴>
●ブサブサ刺さないので、体に余計な負担を与えません。
●鍼の作用を分散させず、一か所に集約させます。
●1本しか刺さないので、効いているか効いていないかが明確です。
この3つの特徴により、1回あたりの、あなたの治る力の効率が、最大限に高まります。そして、一晩寝たら、1日の疲れが回復しやすくなります。
日本には2万件近く鍼灸院があると言われている中、このような本格的な漢方(東洋)医学理論に基づいて、免疫力を回復できる鍼灸院は全国でわずか2%しかありません。
免疫力は下がり過ぎても、上がり過ぎても、自律神経が乱れる要因になり得ます。
つまり、免疫力は丁度いい塩梅のバランスが必要です。
こういった理由で、「免疫力UP」ではなく、免疫力の回復を意識した鍼灸の施術を提供いたします。
当院が、自律神経失調症でお悩みの方に選ばれる理由
当院が自律神経失調症でお悩みの方に選ばれる理由は、次の5つのメリットです。
ご自身の体質を理解できるようになると、ネット・TV・雑誌などの情報に踊らされずに、自分の体にとって必要なことに安心して取り組めるようになります。
鍼の施術を続けることで、本来の疲労回復力を取り戻し、「朝スッキリ起きられるカラダ」が手に入ります。
カラダ本来の疲労回復力が向上して、徐々にお体が立ち直ってくると、自然に笑顔になっていきます。
体の疲れをこまめに取ることで、脳疲労による「勘違い」を防げるようになります。
疲労回復力があがっていくので、いつもスッキリした心と体に!だから、仕事・勉強など大事な場面で、あなた本来の能力を発揮して、成果を出しやすくなります。
ステロイド剤との上手な付き合い方
現在の日本の医療では、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹などの皮膚の炎症症状の処置をする際、ほとんどのケースで、ステロイド剤が処方されています。
当院のような鍼灸院において、ステロイド剤の使用の是非を、それを利用する患者さんに対して、直接指示する権限はありません。
とは言っても、実際に、皮膚の炎症症状を施術する機会があるので、ステロイド剤に関する知識は、ある一定程度必要です。
そこで、「ステロイド剤との上手な付き合い方」について、当院なりの見解を、次にご紹介いたします。
ステロイド剤のメリットとデメリット
アトピー性皮膚炎・蕁麻疹など皮膚の炎症性疾患で皮膚科を受診された方のほとんどは、おそらく、これまで何回かステロイド剤を処方されてきた経験があるでしょう。
ステロイド剤は、正式にはステロイド系抗炎症薬と言われ、主に抗炎症作用と免疫抑制作用などを期待して用いられます。
このステロイド剤の使用には、メリットとデメリットがあります。
そのメリット・デメリットについて、「抗炎症作用」「免疫抑制作用」「ステロイド剤を離脱する場合」、これら3つの観点から考察することで、「ステロイド剤との上手な付き合い方」の当院の見解を公表します。
どうすれば、アトピー体質を改善できるか?
漢方医学では、お一人お一人の皮膚の状況に合わせた施術を行います。
それには、まず、皮膚の乾燥・赤味・黒ずみ、湿疹の凹凸、痒みの出る時間帯、増悪・緩解要因などアトピー症状による皮膚の損傷状況を詳しく確認いたします。
それから、アトピー症状を生み出す要因を、内臓機能を中心に全身状況と総合したうえで漢方医学的にアトピー体質の分析を行います。
漢方鍼灸を行うことで、ステロイドを適宜使いながら、脱ステロイドによるリバウンドの影響を極力少なくしていくことが可能です。
最終的にステロイド剤に頼らなくとも平気な状態、つまりアトピー体質の改善を目指していきます。
それでは、漢方医学では、アトピーという皮膚の炎症症状を、どのような見解があるのか、次にご説明します。
アトピーとは、皮膚を舞台とする正気と邪気の仁義なき戦い
漢方医学では、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹に限らず、皮膚の炎症症状を、「皮膚の生理機能=正気(味方)VS体内毒素=邪気(敵)」の闘争の構図として捉えています。
この正邪闘争は、免疫反応に相当します。
カラダの中で闘争が行われている訳ですから、闘争に負けないためには、施術戦略として、
体内の味方と敵の戦力比較
が重要です。
この場合、味方は、体のエネルギーの総称である正気、
敵は、体に対してダメージを与える邪気
に、それぞれ相当します。
味方の用兵が少なければ増やす、反対に、敵の用兵が多ければ駆逐する、
これらの施術戦術を、専門的に、前者を補法、後者を瀉法と表現します。
補法か瀉法、あるいは補瀉両用、漢方医学の戦術は、大きくいって、この3つだけです。
状況に応じて、適切に補法と瀉法を行うことで、この邪正闘争に打ち勝つようにもっていきます。
邪正闘争に打ち勝つといっても、ステロイド剤のように、炎症作用や免疫作用を抑制する訳ではありません。
体内毒素(病理産物)である邪気を、自然に体外に排泄できるようにもっていく、これが「邪正闘争」の目的、そして漢方医学における施術戦略になります。
それを現実化していくために、術者は次に説明することを前提にして、邪正闘争の状況を把握していきます。
内臓に支えられている皮膚の生理機能
主な皮膚の生理機能は、内と外を隔てる境界となるバリア機能です。
皮膚のバリア機能があるおかげで、気象条件・社会環境・人間関係など外部環境の変化に応じて、体の内部環境が一定に保てます。
このバリア機能のメインは、
汗腺の開閉による体表温度の調整
皮膚表面の緊張・弛緩の調整
皮膚の一定の潤い
の3つです。
この皮膚のバリア機能は、内臓、そして気血水のエネルギーの作用が必要です。
では、皮膚は内臓、そして人体のエネルギーにどのように支えられているのかを、次にみていきましょう。
皮膚と直接的に関わる内臓は、肺です。肺の状態が皮膚の質に大いに関わります。
汗腺の開閉に関わるのは、体表面を流れる防衛する気である衛気です。
衛気の流れを調整しているのが、泌尿器系統の腎膀胱です。
また、肺も皮膚を通じて衛気と関りがあります。
その衛気は、そもそも、消化器系統の脾胃によって生成されます。
そして、皮膚表面の緊張・弛緩は、肝(肝気)が関わります。
そして、皮下組織に潤いや栄養を与えるのが、毛細血管中の血や、リンパ管中の水です。
毛細血管中の血に熱を持てば、皮下組織を通じて、皮膚に炎症症状が現れやすくなります。
リンパ管中の水が少なくなれば、皮膚が乾燥しやすくなります。
上記記載のいずれの内臓の機能低下が落ちると、皮膚機能にも何らかの影響を及びやすくなります。
アトピー性皮膚炎・蕁麻疹などの皮膚疾患を施術する際、皮膚の状況をみながら、これらの臓腑機能との兼ね合いを検討することが重要です。
体内の邪気=毒素
体には、汗・大便・小便といった、老廃物の排泄経路があります。
何らかの要因で排泄経路に異常が生じることで、生理的な老廃物が排泄されずに残留した状況が長期化すると、次第に病理的な体内毒素に転化します。
この体内毒素をいかに解毒できるかが、アトピー性皮膚炎の治療におけるポイントです。
それには、予め、体内毒素が発生する要因を知っておくことが重要です。
以下に、その先天的要因・後天的要因を挙げます。
幼少期からのアトピー~先天的要因
先天的要因は乳幼児期からのアトピー性皮膚炎です。
先天的要因と言いますと、遺伝的素因が考えられます。
また、両親ともにアトピー性皮膚炎でなくても、お子様がアトピー性皮膚炎になる場合があります。
この場合、考えられる要因として妊娠時の母体状況の影響が考えられます。
ではどの様な状況になると、お子様がアトピー性皮膚炎になりやすくなるのでしょうか?
それは母親が妊娠時に大きなストレスを抱えていたり、脂っこいものや甘いものなどの食べ物の多く摂取することです。
長期に渡るストレスは内熱、飲食の不摂生は湿(湿熱)となって、身体に溜まります。
通常、胎児の成長のために母親から濃縮した栄養分が送られます。その栄養分の中に母体にとって何でもない熱と湿までも濃縮されると、胎児にとってその栄養分が毒(胎毒)に転化しやすくなります。
ましてや胎児は排泄によって自分自身で熱や湿をさばけないので、胎児の身体には熱・湿が溜まる一方です。
生後間もなくアトピー性皮膚炎を発症した胎児の多くは、こういった要因が考えられます。
大人のアトピー~後天的要因
乳幼児期には発症せず、学齢期あるいは成人してから発症するアトピー性皮膚炎です。これは遺伝的要因よりも、後天的要因が大きく関連する場合が考えられます。
①過大なストレス
大きなストレスが長期に渡ると、気が滞り熱化します。…A
そして「運動不足・便秘・汗をかきにくい」などにより、熱が体外へ発散されずにより内側にこもります。あるいは、睡眠不足によって熱が助長する条件が重なると、余計に痒みが生じてきます。…B
Aの流れで、火が身体の上部に位置する肺に影響が及ぶと、「肺⇒皮膚」に損傷が及びます。
この流れをチャートにしますと、
A.ストレス⇒肝うつ気滞⇒B.熱化⇒皮膚の炎症症状
という流れのアトピー症状になります。
②胃腸・消化器系統の問題
胃腸は、老廃物の排泄経路のうちの一つです。ここに異常をきたす要因は、飲食不摂生によるものと、胃腸やその他の消化器系統が弱い場合によるものに分かれます。
胃腸のトラブルは、皮下組織へ悪影響、そして次第に表面の皮膚へ損傷が及ぶことがあります。
○飲食の不摂生
食欲旺盛で、脂濃い食べ物、甘味類、お酒、肉類、スナック菓子などの多食は、胃腸に湿気と熱がこもりやすくなります。これを専門的に脾胃湿熱と言います。
脾胃は肌と密接な関係があるので、脾胃湿熱系によるアトピーは皮膚がジュクジュクする傾向にあります。また湿熱により体臭がきつくなります。
○消化器系統の弱り
消化器系統の一つである脾の臓は水分代謝(水湿の運化)と気血の生成(水穀の運化)に関与します。
脾が弱ると、湿気(内湿)が溜まる方向性と、気血を生成する働きが弱くなる(気虚・血虚)方向性が出てきます。
脾の臓の弱りにより内湿が水毒に転化することで、皮膚組織から皮下へ損傷が及びやすくなります。
③血液の滞り
血液の滞りを、専門的に「瘀血(おけつ)」と言います。この言葉は、もしかして、一般の方でもご存知の方がおられるかもしれませんね。
瘀血は色々な原因でなり得るのですが、主要なものとして、①のストレスの長期化が挙げられます。これを専門的には肝うつ気滞血瘀(けつお)といいます。
この場合、皮膚が黒ずみ鱗のようなものが出てくることがあります。これを専門的に「肌膚甲錯(きふこうさく)」と言います。
④長期化した内熱により陰分の損傷
or水のエネルギー不足
内熱が長びくと、それが身体の深いところに潜り込みます。漢方医学では気が流れている部位の深さを表すものさしとして、衛分・気分・営分・血分と表現します。
内熱が深いところに位置する営分・血分に潜り込むと、身体を潤す気(精血・陰液)が損傷を受けます。すると、身体は余計に熱をこもりやすくなり、皮膚も乾燥しやすくなります。
営血分に熱がこもると、深夜、発作的な痒みが出るのが特徴です。
精血の損傷が与える臓腑への影響として、肝腎の弱り、特に腎陰虚がアトピーに関与すると治りにくい面があります。
腎陰虚の虚火と肝うつ化火の実火、同じ火でも、虚実の違いがあり、両方あるとしても、主従を判別できなければなりません。
また、生まれつき肝腎のエネルギーが不足している場合もあり、このエネルギーが不足している場合は、身体の潤いが少なくなり、この場合も皮膚が乾燥しやすくなります。
以上のように、漢方医学では、皮膚と各内臓の関係性を踏まえて、アトピー性皮膚炎の原因を検討していきます。
そして、どの内臓に、エネルギーの過不足が生じて、症状発症に至ったのか、この個々に異なる病理分析を行っていきます。
確かな症状分析に基づいた鍼灸の施術であれば、ステロイド剤を適宜使いながらでも、脱ステロイドによるリバウンドの影響を極力少なくしていくことが可能です。
最終的にステロイド剤に頼らなくとも平気な状態、つまり
炎症体質の改善
を目指していきます。
まとめとIさんの施術の再分析
以上、代表的な「アトピー体質」として、幼少期からのアトピーと、大人のアトピーのメカニズムをご紹介しました。
実際の臨床は、このようにきっちり分けられず、虚実が入り組んでいます。
そこで、先ほどのIさんの症例を実例として、ご紹介します。
〇小学校入学後
家庭環境の経過と食事の経過から、
「①過大なストレス」+「②飲食の不摂生」
〇18歳の就職時
初めてのお仕事で、更に職場の人間関係から
「①過大なストレス」
〇26歳の妊娠中~流産後
妊娠中、自身のエネルギーを胎児に供給することで、腎陰の低下があったものと思われます。また、流産によるショックで、
④長期化した内熱により陰分の損傷
or水のエネルギー不足
+
①過大なストレス
によるアトピーでした。初診の時点で、④と①の、解決すべき優先度は、
④>①
でした。
こうして、改めて、患者さんの症例を整理することで、その方の体質の弱点を理解しやすくなります。
施術の成果は、いかに術者が患者さんの病態を正確に把握できるかに掛かっています。なぜなら、術者が把握している範囲でしか、施術成果が現れないからです。
実際、Iさんへの施術のときも、その通りでした。私が、方針が定まらないときは、Iさんは不安を感じていたのでしょう。
その一方で、私の方で、カルテを見直し、処置を改めて、その処置で間違いないと明確になったことで、Iさんの症状、そして精神状態も緩解に向かいました。
施術が緩解したことにより、よりIさんに、私の説明を納得して、聞いていただけるようになりました。
そのおかげで、Iさんも、ご自身のアトピー体質のメカニズムや、日常生活で気を付けるべきことを、ご理解されたことも、アトピーが緩解した要因の一つです。
このように、アトピー体質を克服するには、
自分の体質を理解し、
アトピーに繋がる生活習慣を避ける
これが、アトピー症状を根本的に克服する、一番の方法である、と考えております。
ここまでの当ページの内容が、あなたのアトピー体質が改善する、何かしらの参考になれば何よりです。
もし、上記の情報をご覧になられて、アトピーを克服されたい方は、是非、当院にご相談くださいませ。
あなたのアトピー体質を明らかにしたうえで、アトピー克服までの道のりを最短距離に進めるようにさせていただきます。
当院の鍼灸が向いている方・向いていない方
簡単に、当院の鍼灸が向いている方・向いていない方をまとめましたので、ご来院の参考になさってください。
こんな方は、当院の鍼灸が向いています
- 症状を通じて、人生を見直し、本来の自分を取り戻したい方
- 症状のお悩みの程度が10段階中8以上と感じている方
- 他の人とは違う、自分の症状の根本原因を知って、本気で症状改善に取り組みたい方
- お薬に頼らず、自然治癒力で症状を改善したい方
- やりたいことに挑戦し、本心から求める幸せを実現したい方
こんな方は、当院の鍼灸は向いていません
- 病気・症状の本質から目を背けたい方
- 症状さえ無くなればいいという考えを持っている方
- ご自身の体や人生に責任を持てない方
- 1回や少ない回数で症状改善を希望される方
- こちらの指示通り、来院されない方
- 慰安・美容目的の鍼灸をご希望の方
- 施術のやり方を指示する方
真剣に自律神経症状を改善したあなたへ
症状は、いわば、心と体、そして人生からのメッセージです。そこで、こんな想像をしてみてください。
今、このメッセージに耳を傾けることで、これからどんな未来が待っているでしょうか?
今、世界は、新型感染症によって、混迷の状態に陥っています。こんな時代だからこそ、ご自身の「生命力」を信じてください。
自律神経症状を良くするのは、今のあなたのご決断にかかっています。もし、数ある行動の選択肢の中から、当院を選んでいただけたら…
ふたたび明るく笑って過ごせるよう精一杯、サポートいたします。
では、ご縁を感じていただいた方からのご連絡を、お待ちしております。
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂
院長 川上 哲寛
ガマンしないでください。きっと、良くなりますよ!
スグに症状を良くしたければ…
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お電話ありがとうございます、
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。