ストレスを軽くしたいあなたへ~自律神経が整うストレスとの付き合い方(3)

自律神経が整うストレスとの付き合い方

前回

〇外からの刺激によってストレス反応を示すかどうかは、刺激を受け取る人によって異なる

〇「外部刺激⇒内部での情報処理に手間取る⇒刺激のストレッサー化⇒ストレス反応」の一連の流れを、ストレスと呼ぶ

といったことをお話ししました。

そこで、今回、あるストレッサーが加わってストレス反応が生じるまで、生体内での情報の処理過程をみていきましょう。

情報の処理過程

ここで、改めて、言葉の定義を。

前回の物理的、化学的、心理・社会的、各ストレッサーに記載したような、一個人の外に存在するあらゆる変化・刺激になるものを、ひっくるめて情報と定義します。

生体は、外部から変化や刺激を情報として入力し、体内で内部処理を経て反応が表現(出力)される流れを簡易的に示したものが下図になります。

 

変化・刺激に対する反応回路

このとき表現される反応は、「精神面、肉体面、頭脳面」の3つに分かれます。

それぞれにおいて、

精神面では「イライラ、嬉しい、悲しい」といった感情

肉体面では「気持ちいい、気持ち悪い」といった体感覚

頭脳面では感情と感覚の反応から「好き~嫌い、楽しい~辛い、安心~不安」といった認識

が内部反応として現れ、その反応を材料に、頭での思考・判断を経て、最終的に肉体を通じて行動します。

これらが、通常の、人が外部環境から情報を入力してから行動を起こすまでの一連の流れです。

前回記載した、生体の外部からの変化・刺激に対する処理能力は、「アタマ(頭脳)、ココロ(精神)、カラダ(肉体)」それぞれの共同作業によるものです。

この処理能力に対して、過剰に負担が掛かる外部からの変化・刺激が、「ストレッサー」になる可能性があります。

急激な変化、大きい刺激量、長期間にわたる刺激などの過度な負担は、「アタマ・ココロ・カラダ」の反応回路に影響が及びます。

それにより、

頭脳面において 判断ミスをしやすい、考えがまとまらない

精神面において イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み,興味・関心の低下)

肉体面において グズグズしやすい、臨機応変さに欠ける

といったストレス反応が現れます。

更に強いストレス反応になると、「思考が止まる・感情が動かない・行動できない」を示すようになります。

要するに、ストレス反応とは、情報処理に負担が掛かり過ぎて、「アタマ・ココロ・カラダ」の動きが鈍くなることです。

これをもっと簡単に表現すると、そのままストレスの本質になります。

では、そのストレスの本質とは…

このストレスの本質について、次回、お話しさせていただきます。