ストレスに対応できるカラダづくり

「怒・喜・思・憂・悲・驚・恐」など感情(七情)は、五臓の機能と関連があります。

自律神経失調症の原因とされるストレス

そもそもストレスとは何か?

ストレスが体に与える影響

そんなことを通じて、自律神経失調症や婦人科疾患にみられる精神症状について考えてみたいと思います。

ストレスとは

ストレスとは、もともと物理学の分野で使われていた用語で、

物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態

のことを意味していました。

そして、ココロやカラダにかかる外部からの刺激を「ストレッサー」と言い、ストレッサーに適応しようとして、ココロやカラダに生じた様々な反応を「ストレス反応」といいます。

人間関係・社会環境・気象条件

進学・就職・結婚・出産などによって、生活習慣の

ストレスとは、ココロとカラダにかかる負担

変化に対応することは、ストレス

ストレスの再定義

好き嫌いに関わらず、大なり小なり、変化はストレス

ストレスの段階は、

対応できる変化⇔全く対応できない変化

ストレス要因とそのストレス反応

良好なストレス:自分にとって挑戦と受け止めて、主体的に対応できる場合には、達成感や自分自身の成長などよい結果につながることもあります。

要因が強すぎて心や体がうまく反応できない場合や、 そのストレス要因が自分にとってつらい、嫌なものと認識された場合には、強いストレスが発生します。

将軍

まず、思考・感情の精神活動は、体のどこが管理しているのかについて。

現代医学では、精神活動は、脳が支配しているものとしています。

一方、漢方医学では、精神活動は脳が有する機能として認めつつも、脳より臓腑(内臓)の方に深い関係性があると考えられています。

とりわけ、精神活動の中心を担っている臓腑は、肝の臓です。

肝の臓は「情志を主る」、つまり精神活動を調節する役割があります。

肝の臓には、その気質や精神作用を言い表す表現として、

「肝は将軍の官、謀慮ここより出づ」

という言葉が言い伝えられています。

これは、「肝の臓は将軍のように勇ましく、状況に応じて計画・作戦を立てて、それを実行に移す」ということを意味します。

人の度胸の有る無しを評して「肝っ玉が据わっている」と表現されるのも、肝の臓が将軍のように「勇ましい」気質をもった内臓であることに由来します。

そして、肝が計画を立てて実行に移すまでの途中で、決断を下すのが、「胆は中正の官、決断これより出ず」と言われる胆です。

したがって、肝胆が健全に機能することで、「緻密な作戦を立てる」「大胆な決断を下す」「実行に移す」までが非常にスムーズです。

さて、思考を行動に移すまでの間に、一貫して働く肝の臓の生理作用があります。

その肝の臓の生理作用が、どのように精神活動を調節しているのか、次にみていきましょう。

肝の臓の重要な生理作用の一つに疏泄があります。

「疏」とは、通じさせる・行き届かせる、

「泄」とは、外に出すこと。

総じて、ものごとが滞りなく進んでいく、そのために気の巡りをのびのびさせる、これが肝の疏泄の役割です。

この疏泄は、肉体活動において各細胞・組織、精神活動において人間関係・社会環境・気象条件にまで及びます。

肉体では、胃腸で消化吸収したエネルギーを血液に乗せて、各細胞・組織に運ぶことで肉体が養われます。

精神では、考えを行き届かすために「肉体」を使って行動します。

肝の臓は、思考と行動が一貫していることや、ものごとが思うように進むことを好みます。

反対に、思考と行動に一貫性が無いこと、ものごとが思うように進まないことを嫌います。