③腎虚型
腎虚
~下半身の弱りによる首・肩のこり
起きて、首が前に向いてしっかりと立つには、下半身の機能が関わります。
気血水に分かれる前の、根源的なエネルギーを貯蔵する腎の機能低下を「腎虚」と表現します。腎虚は、泌尿器・生殖器など下半身機能にかかわります。
この腎の機能は、起きているときに、首が前に向いてしっかりと立つ際にも働きます。
腎虚によって、首の立ちが悪くなると、筋肉に余計な負担がかかり、首・肩が凝りやすくなります。腎虚による首・肩こりが詰まっている現象です。つまり、下半身の弱りが主要因の「上実下虚」です。
一方、①の肝うつ気滞は、上半身の緊張が主要因の「上実下虚」です。同じ「上実下虚」でも、「上実」と「下虚」、どちらが主体なのか見極めることが重要です。
<腎虚対策>
過度の労働は腎虚を促します。なので、腎虚傾向の首・肩こりの方は、作業を休み休みすることが大切です。
と言って、休みっぱなしですと、下半身は衰える一方なので、5~10分くらいの短め・ゆっくりでもいいので歩きましょう。
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漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。