更年期③ お医者さんも知らない思秋期の「ゆらぎ症状」の正体

お医者さんも知らない思秋期の「ゆらぎ症状」の正体

思秋期特有の症状は、ゆらぎ体質、その根底に、ある内臓の疲れがあります。その疲れは、これまでの人生で蓄積された疲れで、体表面のツボに現れています。

このツボの状態は、漢方医学独特の「手当て」による触診で分かります。

婦人科のお医者さんでも、「手当て」の訓練をしていなければ、この技術は身につきません。

 

そこで、今から、「お医者さんも知らない思秋期症状の正体」について、2つの重要ポイントお話しいたします。

まず、1つ目が…

『腎の臓』の立て直し

閉経間際の50歳という年齢は、40歳前半まで感じていなかった疲れが、ドッと感じやすくなる時期です。この疲れは、子宮を管理している『腎の臓』によるものです。

腎の臓は、内臓の中で一番下にある内臓で、泌尿器だけでなく、生殖器、腰・膝を含めた下半身の機能の総称です。腎の臓は、体の土台となる臓器です。

土台が弱ると、それが上半身にも影響します。そのため、頭がフワフワ、クラクラしやすくなります。このような現象を、漢方医学では、

 

上実下虚(じょうじつげきょ)

 

と言います。

この上実下虚が、思秋期のゆらぎ体質の正体です。

腎の臓の疲れを、上手にフォローしていくと、上半身に停滞したエネルギーが、下半身に降りて、上下のエネルギーの交流が良くなります。その結果として、

 

頭痛、ホットフラッシュ、のぼせ、どうき、イライラ、不安など

 

各種の「上半身の緊張」によって生じた症状が、自然と落ち着いてきます。

『脳の疲れ』を解放

次に、2つ目のポイント。時間をさかのぼって、40歳前までの疲れで、それは「上半身の緊張」です。

「上半身の緊張」は、肩こり、頭痛などが挙げられます。でも、これらは症状の原因ではなく、結果です。では、何で、「上半身の緊張」に至ったのか?について考えてみると…たとえば、

 

・運動不足で、長時間、PC作業などの頭脳労働をやり続ける…

・過去のマイナスの出来事を、あれこれ悩み続ける…

・まだ起きていない将来のことを心配し続ける…

 

といったことが挙げられます。要するに、

 

頭=脳のガンバリ過ぎ

 

です。

 

おそらく、脳のガンバリ過ぎは、40代から始まったことではないでしょう。これまでの人生のガンバリを認めてあげて、脳の疲れを解放してあげませんか?

脳の疲れを解放することで、今のあなたのお辛い状況から、一歩踏み出せることができます。

「血流」と「脳の疲れ」解消がカギ

ここで、もう少しだけ脳の疲れについて理解を進めていきます。

漢方医学では、思考活動は、脳だけのはたらきとは考えていません。上の図のように、胸と頭の共同活動として、血流が往復しています。ということは、長期間、「脳のガンバリ」が続くことで、

 

胸と頭の間の血行不良

 

が起きやすくなります。それをイメージとしたものが、下の図です。

胸と頭の間の血行不良

この血行不良と、40代以降、腎の臓の衰えに伴う「血の不足」と相重なって、「のぼせ・ほてり・多汗・動悸・不安感…」など上半身の症状が、次々と現れます。

このように、漢方医学では、様々な婦人科疾患は、「血」の問題として考え、総称して、「血の道症」と表現しています。

また、「肝は血を蔵する」と言うように、「血」の問題に対処するのに、肝の臓の調整が欠かせません。

このように、60代以降、女性としてイキイキしていられるためには、血の流れを良くすることが、大きなカギです。

 

もし、あなたが、現在、悩まれている症状を良くしたいなら、一度、漢方鍼灸で、体の根本の立て直しを、考えてみてはいかがでしょうか?