幼少期から20年続くアトピー、こうして改善した
アトピー性皮膚炎には、幼少期から発症するもの、成人してから発症するものがあります。
同じアトピー性皮膚炎でも、幼少期と成人してからのアトピー、それぞれ異なる要因があります。
ここで、当院にアトピーでご来院されたIさんの話をご紹介することで、そのことについて考えてみます。
Iさんが、来院されたのは、私が天満で開業して2年目のときのことです。
当時、アトピーに限らず、じんましん、乳児湿疹といった皮膚科症状の患者さんが多く来院されて、いい施術成果をあげていました。
なので、皮膚科症状の施術に自信を持っていました。
そこで、問診、体表観察の結果、Iさんの施術方針が定まり、施術を開始することに。
しかし、Iさんの施術を開始してから、1カ月ほど経っても、症状は一進一退。なかなか緩解する気配はありませんでした。
そんな経過だったので、週に2,3回ほど、症状に対する質問や不安のメールが届いていました。
「診立て上、原因は熱が絡んでいることは間違いない。だけど、その熱の出どころは、どこだ?」、皮膚科に対する専門書を読み漁っても、なかなか明確な答えは見つかりませんでした。
どうすれば、良くなるんだ?
ここで、誤解しないでください。ここまでの話、自分の施術の無力さを嘆きたくて書いている訳ではありません。そんな必要は全くないのです。
なぜなら、改めてカルテを見直したことがきっかけで、ようやくIさんのアトピーの要因が見つかったからです。それにより、ようやくIさんのアトピー性皮膚炎の謎が解けました。
では、次にIさんからの「症状改善のお喜びの声」と、その時の症例報告をまとめた記事をご紹介します。
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漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。