④胃腸障害型
湿痰邪とそれに伴う気滞
~胃腸障害に伴って生じる老廃物
飲食の不摂生によって消化器である脾胃が損傷すると、腹部に湿痰邪という老廃物が停滞しやすくなります。この湿痰邪は、時に気の停滞を生じさせます。
胃腸障害による頭痛は、
・左の肋骨付近が緊張している
・お腹が張って食欲が減る
・胸と背中が痛む
といった、主に3つの症状を合わせ持つことが、多くみられます。これは、
お腹の張り⇒胸と背中の張り⇒首・肩のこり⇒頭痛
といった、一連の流れによるものです。
⑤胃腸粘膜の冷え型
さて、④の胃腸障害型とは別に、胃の冷えで起きる頭痛が「胃腸粘膜の冷え型」です。
例えば、アイスやかき氷など、ものすごく冷たいものを食べた後、頭がキーンと響くといった経験されたことがありますか?
まさに、胃腸粘膜が急激に冷やれれることによって頭痛が断続的に起きる、これが「胃腸粘膜の冷え型の頭痛」になります。
胃腸粘膜が冷えることで、血管粘膜も冷やされ、そのため気の停滞が起き、一気に血流が頭に上昇する現象です。
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漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。