なぜ病気がなかなか良くならないのか?
ここから、慢性的疲労の根本要因である、脳の誤作動プログラムについてお話しします。
脳の誤作動は、心と体の”新陳代謝”が、うまくいっていない時に生じます。
「その人の疲れ方」
に合った処置について、お話しさせていただきます。
人それぞれ異なる疲れの要因を理解するには、下の公式を理解する必要があります。
疲労回復の障害(因)⇒症状(果)
この公式は、「疲労回復」を邪魔する障害があることを示しています。この関係性が明らかになると、その人の自律神経症状が改善する解決策を見つかります。
では、疲労回復の障害とは、いったい何でしょう?それは、次の3つが考えられます。
「頭」:考え過ぎや、悩み過ぎなどの、思考の偏り
「心」:イライラし過ぎなど、過度な悲しみや恐れなどの感情の偏り
「体」:過度の運動、その反対に運動不足による行動の偏り
「頭・心・体」の活動である「思考・感情・行動」のあり方、つまりその人の
「生活習慣」
が疲労回復を妨げる、もっとも大きな要因です。生活習慣は、「生き方のクセ」とも言い換えられます
その要因を、漢方医学では、「内臓のはたらき」や「エネルギー(血液)循環」の不調として置き換えます。
というのも、漢方医学では、「思考・感情・行動」を管理しているのが内臓(五臓六腑)で、それぞれの内臓同士が、お互いにエネルギーを循環させながら、その人の全体を養っていると考えられているからです。
以上のことを、チャート化しますと、
原因:生活習慣⇒
内臓とエネルギー循環の不調⇒
結果:自律神経症状
という流れになります。こういった一連のトラブルの流れを丁寧に見極めることが、自律神経症状を改善させるために必要です。
しかし、「思考⇔感情⇔行動」の生活習慣(生き方のクセ)、内臓同士のチームワーク、エネルギー循環、これ提供相互の関係性を見極めることは、とても困難です。特に、生き方のクセは、自分と一体化しているため、なかなか気づくことができません。
症状は、本来の自分を取り戻す絶好のチャンス
症状は、これまでの生活やご自身を見つめ直す機会です。このように捉えながら、体を整えていくことで、本当の意味で、自分自身を大切に扱えるようになります。
その結果として、本調子の自分を取り戻せるようになっていきます。
当院では、次の3つのステップで、その人にあった「症状の原因と対策」を、一緒に探していきます。
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漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。