妊活女子の多くは、ガンバリ屋さん
あなたが、こうして当サイトをご覧になられているということは、ここに至るまで、たくさんの妊活情報に触れてきたでしょう。
妊活を始めてから、日常生活の大半を、妊活にかなりのエネルギーを注いでこなかったでしょうか?
もし、そうであれば、たくさんの「ご苦労」があったことと思われます。
それは…
ネットや専門誌などからの「情報集め」に始まり、毎日の「基礎体温の記録」、忙しい仕事と家事の合間を縫って産婦人科への通院の「時間調整」、産婦人科にかかる「費用の捻出」。
中でも、まわりの人からの「言葉」で苦労を感じることはありませんでしたか?
たとえば…
親戚・同僚など周りの人から、悪気の無い、妊娠に対する問いかけに落ち込んでしまう
友人・知人が妊娠をしたという知らせを聞いたら、「嫉妬の念」が勝手に湧き出てくる
などのようなことです。
産婦人科での検査結果が思うように進まなければ、なおさら、心が敏感になって、「気持ち」の面での苦労が増幅しがちになります。
もし、あなたが、これらの苦労を重ね、妊活に「疲れ」を感じているようでしたら、
妊活の「ガンバリ過ぎ」
に気を付けてください。
なぜなら、ガンバリ過ぎによる「疲れ」が、「妊活力」が低下する要因になり得るからです。
でも、誤解しないでください。ここで、私は、今までのあなたの「ガンバリ」を否定しているのではありません。
何かものごとを始める際には、初動の「ガンバリ」が必要です。そして、何かをやり続けることにも「ガンバリ」が必要です。
「ガンバリ」は、生命力があることの一つの現れです。
しかし、その「ガンバリ」が過ぎるために、かえって限りある生命力をすり減らし、妊活力の低下をもたらす可能性があるのです。
現在の日本の未妊で悩まれている女性は、
「ガンバリ」過ぎ(因)⇒
ココロとカラダの疲れ(縁1)⇒
生命力の消耗(縁2)⇒
妊活力低下(果)
という流れによるものが、とても多い傾向にあります。
この流れに少しでも思い当たる節があるようでしたら、妊活を始める前から、「ガンバリ」続けてきたのかもしれません。
まずは、妊活力の向上より、低下を防ぐことから
ここで、もし、あなたがご自身の「ガンバリ過ぎ」に気付いたのであれば、すべきことはただ一つ。
今まで、続けてきた「ガンバリ」を、全部でなくていいですから、少しだけ緩めてあげてください。
「ガンバリ」を緩めた分だけ、心と体に、そして生命力に余裕が生じます。その余裕が、あなたの妊活力が低下するのを引き止めます。
もしかしたら、ここまで読まれているあなたは、私が書いたことに対し違和感や、否定したい気持ちが、少々高ぶっているかもしれません。
それでも構いません。でも、ここまで読まれた訳ですから、もう少しだけ、お付き合いください。
もし、あなた妊娠の可能性を高めたいのであれば、先ほど述べました「ガンバリ過ぎ」を緩めることでの、
妊活力の引き下げ防止
に、少しだけ意識を傾けてみてください。
この意識が、これまで「ガンバリ過ぎ」のあなたにとって、妊活の新たなスタートになります。
というのは、不妊の方にとって「妊娠の可能性が低い」という現実は、自分に何かが足りないという発想に陥りがちになるからです。
たとえば、TVなどで「不妊の人は〇〇の栄養素が足りない」といった情報が流されたとします。
その情報を見た次の日に、妊活に取り組まれている女性が、その栄養素を補うサプリメントを購入する、といった行動に走る人が、かなり多い事実があります。(これは不妊の方に限らず、日本人の典型的な特徴とも言えます…)
詳しくは、別の機会で述べますが、「何かが足りない」より、「何かが滞っている」ことが、不妊の大きな要因になっている場合があります。
その場合、「滞り」を解消しない限り、「足りない」ものは補われません。
私は、こういった考え方を、漢方医学から学びました。
これからお伝えする漢方医学からみた妊活の考え方は、ひょっとして、これまでのあなたが蓄積してきた妊活の常識と、少しだけ異なるかもしれません。
でも、漢方医学は、2000年以上の歴史で積み上げてきた理論と実践があります。その正しさを、当院の臨床でも実証されています。
漢方医学の妊活の考え方は、聞けば当たり前すぎて、日々、更新されていく情報の中に埋もれてしまっています。
そんな当たり前を掘り起こし、改めて見直すことで、あなたの今後の妊活にお役に立てられたらと思います。
1年以上、妊活をガンバってこられたあなたも、
そして、
これから妊活をガンバロウかな、というあなたにも、有益な妊活情報をお届けいたします。
なので、この後も、引き続き、お付き合いいただけたら幸いです。
この記事に関する関連記事
- ひどい頭痛の正体に迫る、たった4つの質問
- ひどい頭痛につながる「内臓の疲れ」5つのパターン
- なぜ、ひどい頭痛になるのか?~頭痛のキホン
- 婦人科症状のお悩みで、当サイト初訪問のあなたへ~院長からのご挨拶
- 婦人科疾患のお悩み相談室~症状改善に一番大切なことを知りたい方へ
- 婦人科疾患のお悩み相談室~初訪問の方
- アトピー・蕁麻疹改善の症例報告 症例2 20年続いたアトピー症状の改善
- 不妊鍼灸の症例報告 症例1 PMS・パニック障害・花粉症改善そして妊娠・出産
- 婦人科疾患改善の症例報告 症例4 3年間の生理不順と、お腹の張り
- 婦人科疾患改善の症例報告3 症例3 閉経前の子宮筋腫に伴う不正出血
- 婦人科疾患改善の症例報告 症例2 PMS症状と更年期様ののぼせ
- 婦人科疾患改善の症例報告 症例1 月経前症候群/月経前緊張症(PMS)
お電話ありがとうございます、
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。