ひどい頭痛の正体に迫る、たった4つの質問

ひどい頭痛の正体に迫る、たった4つの質問

前回までで、頭痛の原因である「内臓の疲れ」を知るための手掛かりについてお伝えしてきました。これからは、「今のあなたの頭痛の状態」を知るための手順をご紹介します。

 

当院では、実際に、頭痛で来院された方に、次のような質問を行っています。

「今のあなたの頭痛の状態は?」

「どこが痛みますか?」⇒痛みの部位の特定(where)
「どんなときに痛みますか?」⇒痛みが出現する条件の特定(when)
「何をしているときに痛みますか?」=痛みが出現する条件の特定(what)
「どのように痛みますか?」=痛みの性質の特定(how)

これら4つの質問によって、「なぜ、あなたの頭が痛むのか(why)」、お一人お一人異なる頭痛のストーリーを明確にしていきます。

 

すると、次のような回答が得られます。

「どこが痛みますか?」
・頭頂部が痛む
・目の奥がえぐるように痛い
・後頭部から項(うなじ)にかけて痛い
・こめかみが痛い
・額・眉間・鼻根部が痛い
・顎から耳の後ろにかけて痛い

「どんな時に痛みますか?」
「何をしているときに痛みますか?」

・緊張している時、あるいはその後
・仕事後、休日などホッとしている時
・朝から痛む
・夕方など疲労時
・深夜、時に痛みで目が覚める
・PC作業など目をよく使った後
・運動をした後
・興奮した後
・生理前後
・飲み食いし過ぎた後
・冷飲食の後
・雨の日、あるいはその前日
・寒い日
・暑い日

「どのように痛みますか?」
・頭の血管がズキズキ脈打つ
・頭がキーンとする
・頭がキューっと締めつけられる
・頭がドーンと重く、何かが覆い被さっている感じがする
・頭の中がモヤモヤする

こういった頭痛の状況が、先のパートで触れた、全身状況のどこから来たものかを推測していきます。そうして「局所と全身」を相互関係をみながら、頭痛の根本原因を見極めることが大切です。

 

たとえば…

たとえば…

20代後半女性の会社員のAさん、ここ最近、頭痛に悩まされています。そこで、問診で頭痛の様子を伺うと、

「どこが痛みますか?」
⇒主に、頭頂部、後頭部、こめかみが痛い。ひどくなると、目の奥がえぐるように痛い

「どんなときに痛みますか?」
「何をしているときに痛みますか?」

⇒生理前/仕事後、休日などホッとしている時/朝から痛む/興奮した後/雨の日前

「どのように痛みますか?」
頭の血管がズキズキ脈打つ/頭がキューっと締めつけられる

といった情報を得られました。

過度のストレスは、情緒面を管理する内臓の「肝」への過負荷となって気の停滞を生じさせます。

これが先のパートで触れた①肝うつ気滞型です。

肝は筋膜を主り、過度のストレスといった精神的負荷がかかると、筋膜の過緊張が持続するようになります。

「肝鬱気滞」は、いわば、常に、心と体のスイッチがON、休まっていない状態です。

Aさんは、こういった背景により、首・肩が凝り、その結果として「頭痛」に至ったのでした。

この場合、全身の気の流れを良くする治療を行うことで、首・肩こりが緩和し、それに付随して頭痛も緩和していきます。

また、上記と似た頭痛だったとしても、

40代後半の女性、閉経が近いためか、最近、生理出血量が少なく色もやや濃い目、貧血とともに頭痛が持続的に現れる。それと最近、よく分からない不安感があって、不眠傾向

といった条件(縁)が一つ加わるだけで、診立てが変わってきます。

生理出血による血の消耗により、疑似的な緊張状態が持続します(相対的な気の停滞)。

その場合、単に気の流れを良くするだけでは、その場しのぎにしかなりません。

なので、症状の要因の候補の一つとして、「血の不足」の問題も考慮し、「血」を補うために、血の生成を促すような施術を加味する必要があります。

 

また、「血不足」によって生じる血行不良、いわゆる「瘀血」にも目を向けなければならないことがあるかもしれません。

 

このように、漢方鍼灸では、杓子定規に「緊張性頭痛だから、このツボ」といった安易な施術ではなく、お一人おひとりの頭痛のストーリーに沿った施術をいたします。

まとめ

ここまでで、漢方鍼灸における頭痛の「診立て方⇒施術の方法」の流れを解説しましたが、ご理解できましたでしょうか?

 

ここで触れた内容や具体例は、頭痛の一側面でしかありません。大事なのは、漢方医学的な頭痛のパターン分類ではなく、

 

あなた自身の頭痛のストーリー

 

です。

 

それには、TOPページや本頭痛ページでも、再三、お伝えした通り、

 

「3つのストーリー」を踏まえ、ひどい頭痛の大本の要因である「内臓機能」と「血液循環」を整えること

 

これがガンコな首・肩こり解消の最善策です。

 

以上、「ひどい頭痛の原因と解消法」についてお伝えしてきました。当サイトがあなたの首・肩こり解消のヒントになれば何よりです。

もし、ひどい頭痛持ちを体質から変えたいと思われる方がいらっしゃいましたら、是非、当院をご利用ください。

あなたのお悩み解決のお力になれるよう、全力であなたをサポートいたします。

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