なぜ、脳の誤作動が起こるのか?
ここから、疲れの主な要因である、「脳の誤作動」についてお話しします。
私たちの心と体は、食べ物や情報、新しいものが内に入り、古いものが外に出ていくことで、維持されています。
このことを、「新陳代謝」と言います。
簡単に言うと、体内エネルギーの入れ替えです。
お部屋内の空気を入れ替えるように、私たちの心と体は、日々、エネルギーの入れ替えが行われています。
ところが、何かの要因で、この新陳代謝のはたらきが低下する場合があります。
それは、どんなときでしょう?
「仕事が上手くいかない…」
「家族や友人との人間関係で悩んでいる…」
といったように、頭の中でネガティブな状況に陥り、「ああでもない、こうでもない」と思考が堂々巡りしている状態のときです。
すると、どうなるか、次第に思考力が低下して、脳疲労状態になっていきます。
脳は各内臓から血液などの栄養の提供を受けているので、過度の脳疲労は、内臓の不調や血行不良をもたらします。
それが慢性化すると、脳だけでなく、体全体の疲れとなり、やがて各種の痛みやシビレに及ぶ場合があります。
では、そもそも、ネガティブ思考が堂々巡りしてしまうのでしょうか?その背後に、幼少期に体験したり、先天的に埋め込まれた「生き埋めの感情」が関係しています。
「生き埋めの感情」とは、怒り・恐れ・悲しみ・不安など、その人にとって、生きていくうえで課題となるネガティブな感情のことです。
この「生き埋めの感情」が脳内で記憶されているために、「ネガティブな状況⇒思考の堂々巡り」といったパターンが起きてしまうのです。
この流れについて、下図のように樹木に例えてみました(スタートは地面の下からです)。
病院で、内臓や血液を検査しても、問題が見つからなかったのですが、その場合でも、内臓や血液が関係していますか?
はい、関係します。
たとえ、検査結果に表れてなくても、エネルギーレベルにおいては、内臓や血液循環にダメージが及んでいます。
もし、目に見える形で検査結果として現れたとしたら、症状がかなり進行しているときです。
形として現れないエネルギーのトラブルは、どこで起きたものか認識する必要があります。
その情報は、体のツボ、脈、あるいは筋肉から得られます。
自律神経症状をはじめとする、検査結果に現れない不具合は、まずは、内臓や血液循環の問題として置き換え、肉体レベルでのエネルギーバランスを整えることが重要です。
その次に大切なのは、肉体エネルギーの大本である思考エネルギーを整えることです。それには、脳内言語とイメージを修正することが、最も根本的な対処法になります。
脳内言語とは、簡単に言えば、その人が普段から発している、独り言です。
この独り言が、過去のネガティブ経験を前提とする言葉づかいだと、脳はイメージの中で、まだネガティブなことが続いていると勘違いしてしまいます。
いくら肉体のバランスが整ったとしても、脳の勘違いを放置したままだと、脳からの指令が変わらないので、再び、脳が誤作動し、自律神経が乱れてしまうのです。
この流れが、先ほど述べた「脳の誤作動」です。
要するに、多くの難病は、「脳の誤作動」によって起きる、頭・心・体のズレと言えましょう。
当院では、漢方式の1本鍼で肉体エネルギーを整えながら、適切な問いかけとイメージの適正化によって「脳の誤作動」を修正していきます。
脳の誤作動が修正されると、頭・心・体が一致し、西洋医学では難病といわれる各種の病気・症状も改善が期待できます。
症状は、本当の自分を取り戻す絶好のチャンス
以上、なかなか良くならない病気は、症状の奥に、脳の勘違いが根深く存在することをお伝えしてきました。
どんな病気や症状も、これまでの生活やご自身を見つめ直す機会です。このように捉えることで、本当の自分を取り戻しながら病気をやめれるようになります。
お電話ありがとうございます、
漢方鍼灸院 大阪市てんま吉祥堂でございます。