どんな人が花粉症&慢性鼻炎になりやすいか?

花粉症になりやすい人の共通点

今回と次回で、「どんな人が花粉症になりやすいか?」について、お話しします。

その答えを先に言いますと、

気道粘膜や横隔膜が、外部刺激に敏感な人

です。

「粘膜や横隔膜が敏感になっている状態」は、どの体質の人にも当てはまる共通点です。

この「粘膜と横隔膜の敏感な状態」を解消することが、花粉症&慢性鼻炎を克服する秘訣になります。

今回、「粘膜と横隔膜のはたらき」について、お話しします。

粘膜はつらいよ

 

まずは、「なぜ、気道粘膜が敏感な状態になるのか?」について。

 

気道粘膜は、体の内と外を分ける境界です。粘膜には、皮膚と同様、気候・食事など、外から入ってくる刺激に対し、体内環境を一定に保つ働きがあります。

そして、花粉、ほこり、ハウスダストなどの外の異物に対するバリア機能があります。

 

ところが、こういった外からの変化が体に及ぶ前に、「内臓の疲れ」があると、粘膜は通常より敏感に反応しやすくなります。

 

「内臓の疲れ」という内側からと、風邪+花粉という外側からと、二つの影響が交差する場所、それが粘膜です。

 

会社組織でいうと、中間管理職の方が、上司と部下の板挟みになっているように、粘膜が体の外側と内側の、両方の板挟みになって、わたしたちの体を守ってくれています。

その粘膜が敏感な状態なときに、風・寒暖(差)・アレルゲンなどの外部変化が粘膜に作用すると、粘膜が過剰に反応して、炎症を引き起こしやすくなるのです。

横隔膜だってつらいよ

粘膜と同様に、体内と対外を隔てる境界としての役割を果たす器官があります。それは、横隔膜です。

横隔膜は、胸郭内と腹腔内を隔てるように、それぞれの空間に入っている内臓を守ります。特に、腹腔内の内臓からの悪影響が、デリケートな肺の臓に及ばないように遮るのが、横隔膜の役割の一つです。

 

このように、粘膜と横隔膜が協力し合って、私たちの体を外部因子の影響から守ってくれています。

 

まとめ~花粉症のストーリー

ここまでの話を、花粉症・アレルギー性鼻炎に至るまでのストーリー(因果関係)として、改めて示すと、

 

内臓の疲れから生じた寒熱(因)⇒血管の寒熱⇒粘膜の寒熱の偏り⇒粘膜の敏感⇒…

 

といった前提がある状態で、


…⇒花粉などのアレルゲンの外部因子が粘膜に影響⇒粘膜に炎症⇒花粉症・鼻炎(果)

 

というな流れを経て、花粉症という結果になります。

この2つの流れを1つにまとめたものが、下の図です。

では、どのような「内臓の問題」によって、気道粘膜に炎症を生じやすいのでしょうか?その答えが、そのまま花粉症体質といえます。

次回、その「内臓の問題」を詳しく徹底解説いたします。